2011年09月17日
生まれた町
原風景といえば。
しょっちゅう近所へ写真を撮りに行っていました。朝5時半頃に通る中央線の夜行急行列車。早起きして出かけ、寝台車を2輌つないだ長い編成が朝靄の中を、朝日を浴びて、高速で走り抜けていく一瞬はぴんとして好きでした。町を見下ろす小山の上からながめたり、田んぼのカエルの鳴く中から見上げたり、菜の花畑の夕日もあったり、ホッパーからこの地の地層へ。長い踏切を渡っていく水晶山もありました。沢モウセンゴケの生える湿地もタイコウチのすむ湧水もありました。駅のまわりもいろいろありました。ガニも採りにいったし、用水路のトンネルに通い詰めてでかいフナをとったり、神社へクワガタを採りにいったり。むし目線とてつ目線と土目線のあわさりです。今のいろいろはなんだろう。こういうのは探してどうにもなるものでなし、30年後にわかるものですね。
Posted by のらなか at 00:00│Comments(0)
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