2012年02月29日
丘の町
標高1600mの町。コヒマは丘と言うより山の上に広がっています。ここは第二次世界大戦日本軍がインパールからさらに山を越えて北上し、イギリス軍と戦ったところでした。町のさらに丘の上にイギリス軍兵士の霊園があります。テニスコート・バレーボールコートの跡が。ここでは、将校たちがときおり日本軍兵士とも昼間プレイしたそうです。さらに山の上を陣取った日本軍は、補給路を断たれて孤立してしまったそうですが、多くの人命が奪われ、一帯の森林も爆弾で焼かれてしまいました。その焼け跡に町ができました。ナガランドの州都です。さらに上れば、谷底から連なる広大な棚田地帯。さらに焼畑では70種類もの作物が植わっています。山の上にそれぞれの村があります。市場にいけば、田んぼで採れる草、ドクダミ、川魚、ハチノコ、タケノコ、納豆・・・日本でもラオスでもなじみ深い生き物が食べ物として並んでいます。ここまでやってきた日本軍を思いつつ、東南アジアの文化研究に思いを馳せ、東南アジアの文化を世界に示さねばと、議論を交わしました。