のなかぐらし

取材に出演に。「

生命を考える」という趣旨の番組作りでインタビューを受けました。「普通食べないものをどうして食べるのですか？」との質問に、逆質問です。普通とは何？日本時とはだれ？そうこういっていくうち、ちょうど夜の番組用に持ってきた料理があったので出しました。「これはふつうに食べられているものです」と。でもごちそうです。こういう現実をみれないこのところの騒ぎぶりには辟易しています。取材に来た女子が一口食べて、別の料理も食べてみて、さらに食べて、話も目の輝きも顔つきもどんどん変わっていく瞬間がみれました。ドキュメンタリー映像とはできあがった話をきくのではなく、パフォーマンスでもなく、こういう瞬間と動きを撮ることでしょう！
夜は、ラジオ出演。このところ取材はほとんど断っていたのですが、お世話になっているディレクター氏のたってのお願いに「ぎっくり腰にならなかったら」という条件で引き受けました。ここしばらく動き回りの毎日に、そろそろ来そうとおそれていたのですが、かわりに足に来ました。スタジオに着くころには足がつる状態に・・・。番組は、相変わらずの反省しきりです。事前のあまりの駄目さ加減を心配してディレクターさんも記者として参加してずいぶんリードしてもらえました。今回も結論に持っていくべきところを先に話せばよいものをずるずるしゃべってしまい、そこまで至らないことばかりでした。ぎゃくにそれを先に引き出してくる司会者の番組にでると、自分の言いたいことはそうだったのか！ということもあります。問題意識が合うか、事前にどれほど相手をわかっているか、これは自分の調査にもあてはまるなとさらに反省。たいていは出演したり取材を受けると反省モードになります。番組を終えて、深夜１時を過ぎ、気持ちも沈む帰りはさらに足が上がらなくなり・・・明日朝イチで出なければならないので、品川に宿を取っておいたのですが、おなかも空いて、やっているラーメン屋へ飛び込みました。ありがたかったのですが、ちょっと残念な気分になり、細い窓の小さな部屋でさらにうつうつ。

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