継いでついで

のらなか

2014年06月13日 00:00


中央乗り継ぎ旅行で。
朝方は電車のW遅れでどうなるかかと思いましたが、特急に乗ることができ、その後2本乗り継ぎ列車も待ってもらえて、無事に伊那に着きました。これからの調査でこちらの方にもお世話になります。いつから通うんだと聞かれて「車を手に入れたら」といったら「うちのを使えばいいよ」ということで借りに行きました。ここからは中央道で一直線。2日前に三重時代の友人先生から「感激のコンサートだったのでぜひ」と言われ、それは行かねばと、通称「ブラ・フォー」名古屋公演に10分前到着。当日券で間に合いました。私には、フォークソング・ブームを作った1グループくらいの認識で今もやってたんだくらいに思っていました。チラシにも「あの時」が強調されていました。しかし、聴いてびっくり、古い歌、ジャンルの違う歌、ライバル?の歌、日本の歌・・・演奏法もいろいろです。「あの時」という過去で固定されたものでなく「あの時」の姿勢のままの現在・未来でした。「あの時」でいられるのは、歌い継ぎつつ、変わっているからなんだと実感しました。そして、過去をきちんとふまえて自分たちのものをやる、先人へのリスペクトにたってオリジナルができるのだと感じました。
 こないだジンバブエの人がいっていた、「自分たちは所有の概念は持っていない、先人は、さらには人類以前にも生物はずっと上手に土地を使ってきた。自分たちは悪くしないように使うんだ。そして次につなげるんだ。」これと同じ感覚をブラザース・フォアに感じました。ブームの中で自分たちのスタイルでやること、ブームが去ってもそのスタイルでずっとやれること、そして過去の曲を過去の通りにやるのではなく、 つねに今でやること、これぞオリジナルだと感じ入りました。もちろん音楽の楽しみ方には、自分が楽しむ、楽しんでいる状況を作るライブもありますが、リスペクトする、想像・創造やアンテナのつながりを作る聞き方もあるんだと思いました。
 自分のやっている仕事もこんなリスペクトでつないでつながっていきたいです。

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