2014年09月30日
美術館へ
岐阜県美術館。
付知で生まれ、青年時代を過ごした画家熊谷守一展を観に行きました。道を進めばそのうち見えてくるだろうと思いきや、まったく見あたらず。電話してみたところ、かなり行き過ぎていました。平野の中の館は、そんなに高層にする必要もありません。目印にはならないです。行き過ぎたおかげで、図書館にも行けました。ここのレストランが良く、また地図の展示もすばらしく、楽しんで勉強できてしまいました。
目的の展示も、たくさんの作品に圧倒されました。展示室内を明るくしてあるのも嬉しく、作品の色がとっても鮮やかでかつ繊細なグラデーションや濃淡と相まって、ものすごく生き生きとしていました。観ている方も「生きる喜び」を与えられました。
あっと思ったのが、初期の作品の「ニワトリ」のトサカの輪郭線。全体像の中でここだけです。その線こそが後の大きな特徴になっていったことを思うと、トサカに生命を見たのかもしれないなと思えました。抽象とは違う守一の繊細で力強い線はまさに生命線なんだと思いました。緻密なデッサンからあの線と色づかいに昇華させる力、感動的でした。また、こうした片鱗がすでに初期にあったのだと思うとやはり凡人とは全然違う才能を持っていたのだと感じ入りました。そしてそれを、自分の特徴として確信し、のばしていく過程の大切さを思いました。そんなことをあれこれ考えられるすてきな展示でした。
目的の展示も、たくさんの作品に圧倒されました。展示室内を明るくしてあるのも嬉しく、作品の色がとっても鮮やかでかつ繊細なグラデーションや濃淡と相まって、ものすごく生き生きとしていました。観ている方も「生きる喜び」を与えられました。
あっと思ったのが、初期の作品の「ニワトリ」のトサカの輪郭線。全体像の中でここだけです。その線こそが後の大きな特徴になっていったことを思うと、トサカに生命を見たのかもしれないなと思えました。抽象とは違う守一の繊細で力強い線はまさに生命線なんだと思いました。緻密なデッサンからあの線と色づかいに昇華させる力、感動的でした。また、こうした片鱗がすでに初期にあったのだと思うとやはり凡人とは全然違う才能を持っていたのだと感じ入りました。そしてそれを、自分の特徴として確信し、のばしていく過程の大切さを思いました。そんなことをあれこれ考えられるすてきな展示でした。
Posted by のらなか at 00:00│Comments(0)
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