2014年01月28日
小学校で
私にはとほほ話を。
仲良しの校長先生に頼まれました。国際理解教育の一環ということでしたが、イギリスからの留学生とセットで、彼女には「イギリスで生まれ育ったエリートが、世界に飛び出して、日本にやってきた」という青春何とでもなる物語を、私には「あちこち出かけてはたいへんな目にあっているけど何とか生きている」失敗談をしてほしいとのリクエスト。お礼においしい魚料理をごちそうするからというので、刺身好きの留学生は大喜び。子どもたちはすぐになついて、質問攻めにサインおねだり。みんな熱心に聞いてメモしています。ふだんなら落ち着かないような子も注目していたそうです。一番おいしい日本食は?「オオスズメバチ」日本にきて一番びっくりしたことは?「オオスズメバチをおいしいと知ったこと」と虫頭で、日本で虫の味に目覚めたという話になりました。虫嫌いの校長先生も熱心に突っ込み。地理は日常の身近なところから世界につないで子どもたちの関心や想像を広げていけるなぁと思いました。社会の一部だけでなく、理科も国語も算数も図工も体育も英語も含めて、そこからまたそれぞれの教科への関心も作れます。そういえば拙著からしばしば中・高・大・大学院と入試問題がでていますが、すべて国語です。はたして虫を食べるのが身近?かどうかですが、おじいちゃんが採りに行っているとか、食べたことあるよと、ここらではわりと身近です。少なくとも「食べる」ことから考えることになります。先生方との夜の会まで楽しい一日でした。
Posted by のらなか at 00:00│Comments(0)
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