のなかぐらし

先月の郷土館仕事の続き。

どうやってこの先やっていくか、どう活用しようかに、この村を引っ張ってきた70歳過ぎの人が「人がバカだなぁと思えることをやる」、「何かに異常にこだわる」、「他の人があほらしくてやっとれんことをやる」のが大事だと口火を切りました。錚々たる人たちが参加している中で、いろんな意見が飛び交います。農耕道具を使えるようにならんかという話から「牛を飼えんかな」、「じゃあ調教はどうするんだ」盛り上がりました。建設的に意見がつながっていく気持ちいい会議です。そうこう聞きながら、この村の行事や会議に誘っていただける私は「バカ枠」だったんだと納得。
　会議を終えて、友人の姪っ子が研修に来ているハム工房によってあいさつ。ゆったりとした昼休みは笑いが絶えません。豚を飼おう、よそから来た人にやらせてみようというので30年が過ぎ、着実に成長していています。久々に温泉にも浸かりました。山の上の露天風呂も思えばそんなところです。この村に住まわせてもらっている留学生と研究打ち合わせ。「何とかなるだろ」となんとかしてもらえまました。山仕事に励む若者の現場を訪問。どうにもならないのをどうにかしていく仕事に挑む者、支える者、こんな村の姿はすばらしいです。「何とかなる」「あんじゃない」の村。ぽかぽか陽気になった一日、気分爽快でした。

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