のなかぐらし

イグノーベル・ベノ先生。

急きょ名古屋で講演となりました。夏休みの暑い中にもかかわらず若い学生さんたちがおおぜいいらしてくれてよかったです。「小さな始まりから大きな発見へ」と題した発表で、これまでの研究経歴が紹介されました。思えば、京都にいた頃、ベノ先生が滞在していた浜松医科大学で、私の知り合い先生に紹介されて電話してこられたのが最初でした。私にとってはベノ先生の73年の昆虫食の論文に触発されていただけに、思ってみない訪問したいというのに大感激。その時は京大の仲間たちと「虫たべっかい」でおもてなし。以後、共同で調査や論文執筆もしたり、訪問し合ったりと仲良くさせてもらってきました。今回も座長を引き受けてもらえました。いっしょにいて、このベノ先生、いろんなことに不思議をもちます。そしてどうなっているんだろう、なぜだろうの解決のために実に広い視野から考えます。今回もそういうセンス語っていました。まずは、「楽しみましょう」と。発見の原動力はまさにそうですね。「冒険心」「他人と一緒に仕事することを喜ぶ」「ユーモア」「寛容」「専門を複数持つ」などなど。こういうのを当たり前にと、そのために「自由」でいることだとベノ先生。京都の学会に参加したときは、初日からネクタイにシャツで来ていましたが、自分の発表の今日は、ペンギンのフン圧の図のTシャツ（アメリカで市販されたそうです）。まさにこうです！

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