2012年07月11日
セミナー
アメリカから若者来日。
ブルーグラス音楽が日本でなぜはやっている?のかを地理学的に調べたいということで、少しお世話することになりました。じゃあ大学でセミナーをやろうと企画。どんな音楽かも知ってもらおうと彼の演奏に合わせて私がバッキング・・・のはずが、彼間奏を弾けずこちらがリードをとる羽目に。当日は練習する時間もなく、まったくのぶっつけ本番。まずはBurry me beneath willow tree。結婚直前に捨てられ死んだら柳の木の下に埋めて欲しい。そうしたら彼は私を思って泣いてくれるでしょうという曲。彼の持ち歌のモチーフになった古い歌です。私は中学時代にこの曲に出会いました。そして、Old Home Place。町に働きに出て、失恋して故郷に戻れば家なく、すべて失ってしまい死んだ方がマシと失意な気持ちを朗らかな演奏で歌う70年代半ばにはやった曲です。イントロのバンジョーの演奏がかっこよくて、これも一生懸命練習した思い出の曲です。ものすごく久しぶりに弾きました。頭では忘れても指が覚えているものですね。彼曰く「sugoi」と。「楽しいことは気持ちいい」ことなんだと原点に返った気になりました。セミナーは、若者が果敢にフィールドワークに来る気持ち、日本の学生がこれから出て行く不安な気持ちをぶつけて、なごやかに討論できました。学生運動とフォークソングの出会いを知っている先生からのコメントも!いろんなご縁がつながります。
Posted by のらなか at 00:00│Comments(0)
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