2012年01月27日
Bite back!
もとをたどれば。
3年前2月タイ・チェンマイでの森林の持続的利用と虫利用をあわさようと「Forest Insects Humans Bite Back!」題したFAO会議 が始まりでした。その前12月に、ひょんなことで仲良くなったドイツのイグ・ノーベル先生にドイツの虫学会に来ないかと誘われて行きました。そのついでにちょうど私のことを知ってラオスで研究したいというオランダ若者を訪ねて在学するワゲニンゲン大学も訪問しました。そうしたらそこの主任教授に、講演も頼まれました、わたしにとっては、論文を参考にさせてもらっていた雲の上のような人です。日本から持っていた虫食材で料理を作りふるまったり、主任教授の家に招待してもらって家中虫物グッズにあふれているのに、うれしびっくりだったり。そこでFAOのチェンマイ会議を話題にしたら、その先生も即断即決、タイからそのままラオスの村へもやってきて村祭にも参加しました。そして帰国して主導してFAOに部会を作っていきました。そこでの経験、つながりが、地域会議から世界規模へとさらにスケールも大きくなりました。そして世界の人たちがくっついてきます。横のつながりもできました。ラオスの体験がよほどおもしろかったようで、今回もオープニングでたくさん紹介していました。始めた食べた日本食がワゲニンゲン大での虫料理だった女性が、オランダで虫食品を製品化して今回発表していました。もっと日本と協力したいとのことです。チェンマイではじめて会ったオーストラリア、中国、タイの人たちとはお仲間的に仲良くプロジェクトを企画していけます。ちょっとのことにひっかかるか、ひっかけられるか、お互いひっかかりあって先につながります。おかげさまで貴重な経験がたくさんできています。自分の課題もどんどん大きくなります。この「ひっかかり」が何なのか、どうすればできるのか、課題ですね。
Posted by のらなか at 00:00│Comments(0)
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