2011年10月26日
あなごと青春
昨日の行程で。千駄木を降りて界隈を歩くと、「この寿司屋は僕の好きな店なんだ」と責任者先生。行程を終えて、その店に行きました。江戸前のすてきにおいしい寿司です。出てきたあなごに思わず「謙虚にして深い」といってしまいました。そこで盛り上がって、「大学院の頃毎週水曜日に通っていた歌舞伎町のバーがまだやっていることがわかったんだ」とじゃあ行ってみましょうとその足でお伴させていただきました。店のママさんも次第に思い出したようで、先生もどんどんあの頃に戻っていきました。修士論文を書いていてまさに瀬戸際の12月25日、ちょうど先生の調査地で映像撮影をしていたママのだんなさんに「好きなことをやるのがいいよ」といわれてやはり書き上げて提出する決心をしたそうです。それがその後の先生の活躍につながり、南極に行き、高山に登り、幾多の仕事につながったことはいうまでもありません。おまけに私の好きな詩人がご贔屓にしていたそうです。カウンターでちょっと疲れ気味の様子だったのに気づいて「命の水よ」とすっと差し出してもらえました。今もすてきな店です。店通いも受け継いだ気分で、じゃあ南極も!とテーマも口からでまかせいったらそれはいい!と。こういう先生に同意してもらえること、とてもうれしいです。
Posted by のらなか at 00:00│Comments(0)
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