さぽろぐ

  日記・一般  |

新規登録ログインヘルプ


2011年07月10日

奇跡って


2ヶ月過ぎて。

人生こんなに発表やら会議やらあるかというほど次々と追われていました。ちょうどあれこれ終わった土曜日、雑誌を見ているとコンサートの情報が載っていました。今年が最後の「第30回宵々山コンサート」。今もやっていたのかとびっくり。中学校時代、行くのにあこがれていましたが、当時京都は遠く、でも近くで同じメンバーが野外コンサートをやって、そちらに参加しました。そこで出会ったバンジョーやその音楽。そこから人生変わりました。その人たちが今も元気にやっています。いてもたってもいられなくなり出かけました。暑くて日差しの照りつける京都。永六輔さんの軽妙な司会で幕を開け、高石ともやさんの歌で始まりました。相変わらずのびやかに歌っています。そして笠木透さんの登場。「海に向かって」を野太く朗朗と独唱です。つらい時も嬉しい時も海でも山でも田舎でもアフリカでもこの歌がいつも浮かんできました。
 私は一人海に向かって立っているのです
 海の風に吹かれながら立ちつくしているのです
 壊れる世界を止めようもありません
 何が私にできるというのでしょうか
 流れる涙を止めようもありません
 わかっているのにどうにもできないのです
 あふれる思いを止めようもありません
 それでも精一杯生きたいのです
「海」はいろんな世界に広がります。もともとアメリカで作られたこの歌の原題は「When I am gone」。日本語になって現世の希望の歌に変わりました。先日は村おこしの話がうまくいった帰り、この歌がでてきました。しかし、つい昨日、まさにこの歌のごとく壊れる世界をどうにもできないやりきれなさでいっぱいになりました。そのときもこの歌を思い起こしました。そして、今日。70歳を超える人が暑い中目の前で歌い上げています。それは傍観ではなくまさに希望のために動いているそのものでした。大人の世界が信じられなくなった中学生時代、笠木さんの歌や活動は、何か出来るかも知れない、やってみればいいんだということを教えてくれました。この日、司会の永六輔さんがいっていました「自分は笠木さんの歌を知って、歌を作ることをやめた」と。手作りだからこそできる力を知りました。
はじめて聞いた夏から33年。今の自分があることの幸せに感謝し、その原点を思い返すことができました。原点から今どこまで進んできたのか、はたして進んだのかすら自分ではよくわかりません。でも、コンサートの後、京都へ行ったおかげで会うことのできた教え子から「自分が大人を信じれるようになったのは先生のおかげです」といわれました。「まわりから変だとおかしいと思われてしまうことでも、真剣に受け止めて一緒に考えてくれた」からだそうです。今彼女はこの国を支えてくれる人に育ち、たくさんの人たちを助ける仕事で活躍しています。教育に携わる者にとってこれほど素敵なことはありません。たいしたことのない自分で何か変えたり動かすことはできないかもしれませんが、それできっかけを作ることができる、変わる人もいるんだと嬉しくなりました。そのためには、信じられるように勉強すること、信じられるものを見つけること、それを信じて動くことだと思いました。ここでは一人きりであっても、よそには同じ意見を持つ人がいるかもしれない、そういう人たちが集まれば決して例外ではないかもしれない、もっとちがうところへ行けば、それが当たり前のところもあるだろう。そんな可能性を自分の手で探し、結びつけていき世界地図を描くのが今自分のやっている地理学です。これも中学時代の原点だったんだと気付きました。
この日、コンサートでは数々の奇跡も起こりました。自分がバンジョーを弾くようになったきっかけを作ってくれたあの人、もう人前に出ることはないだろうと思われていた人が再び聞かせてくれました。全員驚愕でした。でも客席から「お帰りなさ〜い」の声とこれまで以上の大喝采。そしてフォギー・マウンテン・ブレイクダンの独演。まさに当時聞いたときの純粋な深い本物の音でした。その前には北山修さん。世の中の見方は一通りではないと中学校時代に深夜放送で学びました。さりげなくやっているようにみせてこのコンサートの奇跡を見事作られました。まわりの人たちはこのためにいろんな伏線をはしばしにはっていたんだと。冒頭で永さんが、「終わりは次の始まり」といっていましたが、まさに再生でした。他の出演者の人たちもそれぞれ世の中に希望を与えてくれた人たちです。そんな人たちの総和でした。今日、このコンサートに出かけたのもちょっとしたきっかけ。教え子に会えたのもそのきっかけが縁。奇跡は起こすものだと思ってしまいました。「いじわるな一人が抗議すればすぐ潰される」そんな中での39年間にわたる活動、しかも今年は1週間の催し。まだまだ学ばねばなりません。
気がつけば、梅雨に入り、夏至が過ぎ、梅雨も明けていました。私も再生です。この間フィールドワークねたもいろいろたまりました。おいおい報告していきます。夏全開です。今は「パプアニューギニアに向かって」です。あとは調査許可待ちです。こちらにも奇跡が起こりますように。


あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(日常)の記事画像
6月のとんだ思い出
飲みの間に
卒業&入学祝い会
いざ鎌倉
本のみ
名古屋2万歩
同じカテゴリー(日常)の記事
 6月のとんだ思い出 (2018-07-02 00:00)
 飲みの間に (2018-05-10 00:00)
 卒業&入学祝い会 (2018-04-30 00:00)
 いざ鎌倉 (2018-04-28 00:00)
 本のみ (2018-04-25 00:00)
 名古屋2万歩 (2018-04-14 00:00)

Posted by のらなか at 00:00│Comments(0)日常
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
奇跡って
    コメント(0)