さぽろぐ

日記・一般  |

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2016年03月20日

大人の遠足


春分の日。子どもの頃に「おてんとむかえ」という行事がありました。橋のたもとの崖のようなところに露店がでていたもので、その謎を探ろうと1月の同窓会で盛り上がり、先日下見をしてきて、今日の春分の日を迎えました。古い町誌の記述をみると、日の出を迎えて東の方に出かけ、一日遊んで日を送って帰宅するというものでした。おべんとうにおやつは200円までと同級生で出かけました。すると果物はおやつに含まれるのかというナイスな質問も来ました。大人なんで酒におつまみも調達。旧商店街を歩いていく道中でも、同級生が何人も集まると、またいろんな話がでてきました。おもちゃさんでは、ショーウインドウを眺めて「こんどの日曜日にお父さんに買ってもらうんだ」といってみた思い出、八百屋さんがカラオケ喫茶になった顛末を聞いてなるほどと思ったり、なぜ床屋や美容院が多かったのか、銭湯がある理由は・・・いろいろ出てきました。さらには落ち武者伝説や怪談話まで。さて、橋について降りてみましたが、岩場の上では誰かが転げ落ちそうです。さらにその先へ行くには、小学校以来アネゴの舎弟になっていた男が斥候でいってみたものの、全員が行くのは難しそう・・・と先日チェックしてきた近くの山の公園で遠足のお昼となりました。あくまで宴会ではなく遠足です。中学以来久々の人も、それぞれの人生、いろいろなことが今や魅力にすらなっていました。墓地の高台にのぼり、みんなでみんなが暮らした町を眺めました。暮らしてきた人の歴史はその人だけで完結するものではなく、先祖から受け継がれて、受け継いでいくものだと思いました。町は自分の世界や一人でできるものではありません。みんなの思いが形になっていくような町作り。その思いをどうやって良いものに、そして形にしていくか、あらためて見直しました。
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Posted by のらなか at 00:00Comments(0)行事