トンネルバンド

のらなか

2017年12月02日 00:00


ほかぽかの秋晴れの日。
ひょんなことから廃線トンネルの公開で演奏することになりました。今日がその本番。ブルーグラスの音にのせて、鉄道、汽車、旅、ふるさとの歌を歌うという即興バンドです。いきなり、私、キーを間違えていました・・・ヨレヨレで始まってしまいました・・・しかし、ボーカルの大健闘、MCもばっちりで、いい感じになりました。いつものマウンテンマウンテンズの2人もいっしょに楽しく盛り上がりできました。
今回は、ブルーグラスの英語の汽車の歌を日本語で歌うべしと、えいと日本語の詞もつけてみました。アメリカのトレインソングは、まさに列車名がつけられ、その路線や列車の説明に、四方山話、他愛ない話、恋愛話と組み込まれていきます。そんなのをここの舞台、中央線を走っていた列車に置き換えてみました。「ワバッシュ・キャノンボール」は太平洋から大西洋へと大陸横断列車。これをかつて名古屋と新潟を結んでいた急行赤倉号に。ワシントンと北のバッファローを結ぶ「キャノンボール」は名古屋と長野を結ぶ夜行列車「きそ6号」に。高校時代乗っていたことを思い出しつつ詞にしてみました。長野駅に5時半過ぎについて、寒い中、駅弁屋さんで売っていたなめこの味噌汁は体があたたまってとても幸せなものでした。そのフレーズをいれたところ、歌ってくれた若者女子が「なめこのみそ汁 あたたまる」の歌詞が好きですMCしてくれました。30年以上の思いが今にも伝わりました!その彼女は社会人1年生。毎日の通勤から、名曲「Steel Rails」をきれいな言葉で日々の通勤から希望への歌にしたてました。ブルーグラスに日本語はあわないといわれて久しいですが、やってみるもんです。「ブルーグラスを」でなく「ブルーグラスで」でになれば、発想も表現も受け手もかわるぁと思いました。でも、清志郎さんの「500マイル」もカバーしてみましたが、そこにでてくる同じ言葉「窓ガラス」で、そこから広がる光景・思いがまったく違いました。演奏はもとより詞はまだまだこれからです。リーダーのいう「商品化」の道は遠いです。
おおぜいのお客さんにきいていただけました。ありがとうございました。精進いたします。
打ち上げは、地元で。5時過ぎに店にいけば、どこもまんぱい。予約のお客さんが来るまでつなぎでうまく入れてもらえて、常連さんとも仲良くなって話が盛り上がり、3次会まで。飲み方、飲み屋コミュニケーションのネタにも。
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