将来を考えていたんだね

のらなか

2013年11月21日 00:00



秋晴れの紅葉の山。
絶好の日和です。ですが、人の住めない村。村でも一番標高の高い地区は、雲がすぐ近くです。ここもおいしい米や野菜が穫れたことでしょう。「ここの大根はほんとおいしかったな」と。水芭蕉もみられたところです。道中は紅葉が鮮やかです。樹齢数百年の大栃の木もありました。「こんなのもあったんだ」。先月寄らせてもらった農家にいくと猿の群れがいました。先月来たときに実っていたアケビ棚でも遊んだり、日向ぼっこしたり。ここのアケビも食べ尽くしてしまったのでしょう。後から仮設住宅に住む家主さんを訪ねました。「猿は昔から友だちだ」。今年は、山も実りが多かったようで猿の出てくるのが遅かったそうです。そのアケビ棚はもともとキウイ棚だったそうで、アケビも喜ばれるだろうと作りはじめたところだったそうです。回りには秋田蕗を植え、作物を作っていたときの様子もみせてもらいました。「将来を考えていたんだね」。何もなくなってしまったようにみえるところにも歴史と未来があります。これはちょっと見ただけではわかりません。

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