毎年&17年ぶり

のらなか

2011年02月15日 00:00


長良川へ。
一つは毎年この時期恒例の河口の海苔。もうすぐ来る頃だろうと思って取っておいたよ、と出来のいい海苔を残していてくれました。今年は病気がでて悪くてなぁと、でも柔らかくて味はいいんだと。ありがたいことです。そして上流へ。お世話になっていて、その後なかなか行けなかった人のところへ。修士論文は長良川の漁労を調べました。なかでも一番お世話になり、漁にもよく連れて行ってもらいました。アフリカへ行き、東南アジアをまわってみて、再び漁のことを聞きたくなりました。まさに昔のことが昨日のことのように蘇って、当時のこともよく覚えていてくれて、話が弾みました。その頃には聞き流していたり、つっこまなかったことが今になって大切なこととして聞くことができます。すると、いろんな話がでてきます。今になってわかること、ずっとフィールドワークをやっていて幸せを感じるひとときです。お世話になった人に今の自分を見て喜んでもらえることもうれしいです。漁を始めた頃には、100m手前から10cmの隙間に網を流せとお父さんにいわれたそうです。それができるようになって一人前だと思ったのは45歳の時だったそうです。「長良川大学をまだ卒業できんで」と元気な人たちです。こちらもこれからです。

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